家のことをしながらふとうちのこ🐇を見ると白目が見えていました。
慌てて名前を呼んで息を確認し、頭を撫でて体を撫でると、白目が消えてこちらを見てくれました。
あっちの世界に行きかけていたのかと、戻ってきてくれて、はっとして何度も名前を呼んでいました。
それから手足を弱くバタバタさせてくれたので頭が下がらないようにして話しかけながらその場を離れました。
「洗濯物、干してきちゃうね〜」
振り向けば直ぐに見える場所で洗濯物を干しながら
「しん、かわいいねー、しん、いい子だねー、しんちゃん強い子だねー、し〜ん、し〜んたん、大好きよー」
私の声が聞こえるように勝手に出てくる言葉を発してました。
そうしている数分の間に旅立ってしまいました。
とっさにタオルにくるんで抱き上げましたが、涙で胸の動きが確認できません。
目を凝らして見ても胸の動きが止まっていることを確認できました。
5月21日旅立ちました。
息を引き取るまで側でみていたらよかったのか、、、
でも私の声を聴きながら旅立ってくれたのならそれでよかったと自分に納得させています。
最後を見ていたらいつも通りの声は出せなくなるからこれで良かったんだと。
覚悟していてもいざその時が来たら、行かないでというおもいが強い。
長い闘病から解放することができた安堵と寂しさと悲しさと複雑なおもいがあります。
どんな姿であれ一緒に居たいという思いは飼主の勝手なのかも知れませんが、もっともっと一緒に居て欲しかった。
光が消えた目から姿を消すまでは飼主としてやっておくことをするのは人間と同じ。
たくさん悲しんで、たくさん楽しかったことを話し合う。
姿がこの家にある間は見えない姿で自由にこの家の中を駆け回っていることを想像していました。
冷たくなってしまった体でも可愛さは変わらない。
たくさんのお花と草の臭いに包まれて最後までかわいいこ。
今まで朝目覚めてから仕事に出かけるまでの間、時間に間に合うかどうか、うちのこのお世話をしながら自分も支度をしてと、戦いのように時間に追われていた。
翌朝はそれがないことに気付きお世話していた時間が腫れた目を治す時間になってしまった。
週末骨壺に入って家に戻ってきましたが、今も私にだけお線香の香りを感じています。
自由になって家の中を探検しているようです。
今まで寝たきりだったから元気よく走れるようになるまで我家にいるのだろうか・・・
準備ができたら出発してね🌈
そんな風に今はおもっています。